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05.04.2011
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こんばんは
2年前にぶんちゃん(正式には文蔵くん)が亡くなって その時ちょうど桜が満開で
体調を崩し病院に連れて行くバスや電車の窓からも 見事に咲き誇る 満開の桜を見ていたのを今でも覚えています。

最初は軽いうっ滞という感じだったのですが お薬をもらってもなかなかすっきりよくならず 過去に比べて治りがどうも遅い、治療に対する反応が弱いな と
とにかくいつもと違う感を感じたんで おかしいな おかしいな と徐々に思いはじめて
最初の異常発現のあと、いったんはよくなったのに また数日後にぶり返し、その後はなかなか回復が遅れがち という
今思えば そういう、 おかしいな、どうも変だなというパターンをこの時感覚的に覚えたのですが
まさかそのうんと後に
その あの時の どうも変だなという記憶されたパターン。
それをふと思い出したのが 去年の11月 はーくんの大手術に至った異常が現れたときでした。
ぶんちゃんも 結局検査でどうもおかしい、入院して点滴やいろいろ治療しているのに どうも効きが悪い・・・ ということで 手術となったのです。 結果、腸の中に膿瘍ができていて、近くの別の腸の壁と互いに癒着してしまっていて この時も大手術になってしまったのです。
手術後、ゆっくり目覚めようとするぶんちゃん 涙でぼろぼろになりながら 必死で声をかけて、よくがんばったと ほめてほめてほめてほめて ぶんちゃんも一生懸命息をしようとがんばって 術後起きようとしてはいましたが 私がついている間に自力では起き上がれず リカバリー室(ICU)に寝たまま移され 酸素を吸いながら回復を待たれていたのですが そのまま心停止が起こってしまい すっきり起き上がることもできないまま ぶんちゃんは逝ってしまったのです
リカバリー室に移されて このまま居てもゆっくり休めないかなと 声をかけて 見届けて帰宅しようと 深夜に及ぶ緊急の大手術だったので
病院から帰宅しようと駅に向かったのも相当遅い時間でしたが その時も 見事に夜桜が空に映えて明るくキラキラ咲いていました 緊急で電話で呼び戻されて 夫と病院に走ったときも 散ることもなく咲いていた桜
そして心臓マッサージのかいなく そのまま亡くなったぶんちゃんを抱いて ぼろぼろに泣きながらタクシーに乗って帰る道にも たくさん桜が見えました
火葬していただいたのも 桜並木のど真ん中の 桜の下でした
私の中で 桜、ソメイヨシノの花たちは みんなぶんちゃんに見えます。
以来 毎年この時期に桜が綺麗に咲くのをみると ああ 今年もぶんちゃんが 私たちのところへ帰って来てくれた と 懐かしく、少し切ない気持ちにもなりますが 桜に向かって ついつい ぶんちゃん、ぶんちゃん おかえり おかあさんのぶんちゃん と 声を掛けずにはいられません
ぶんちゃんが街中に帰ってきました
ぶんが教えてくれたこと はーくんの時に あの悪夢のような病気、大手術がまたやって来て きっとはーくんもぶんちゃんのように もう神様に返さないといけないのかと 覚悟を決め 本当に泣きました それぐらい ぶんちゃんが最後に経験した病気、手術はぶんちゃんのような 小さなドワーフ系の子には本当に本当に過酷なものでした 今なら絶対こんな小型の子にはこんな無茶な手術は受けさせないと思います。
どなたかのお母様が はーくんの手術の直後に 私の声を聴いて むらまつさんが珍しく余裕のない声で話していた と言っていたような気がしますが どういう意図でそう言われたのかいまだによくわかっていませんが あの時余裕がない声だったのは 本当に余裕がなかったのですから 当然です
ぶんちゃんの壮絶な最期を見ているから この腸の膿瘍や腸を完全に切断してつなぎ合わせるという手術が うさぎにとってどれだけ過酷で危険で 難しい治療かということを 痛いほどわかっていたので
はーくんがいきなりその状況に置かれたとき もうだめだ と本当に思ったのです。 実際先生には はーくんがもし手術が始まって おなかを開いて見たときに ぶんちゃんと同じ病気(腸の膿瘍や癒着)だったら もう何も手術をせずにすぐにおなかを閉じて 麻酔からすぐに覚まして 私の手元に返してくださいと 予めお願いしていたぐらいなのです
もしぶんちゃんと同じ病気だったら あきらめて 家に連れ帰って、最期の時まで 抱いて看取ろうと思っていたのです。
瞬間、親子、一家全員で覚悟を決めて飛び降りたようなものでした
今年の桜は ぶんちゃんが みんなをみていてくれるように思えます 地震の余震や 原発の問題、今の疎開生活など みんなをがんばれー!って応援して 桜になってみていてくれるように思えてなりません。
ぶんちゃんは このブログで私に抱かれている子です (よくあこちゃんに間違われますが、ぶんちゃんの方が毛が濃くて体も大きめの男の子でした) ぶんちゃんは 抱っこが大好きで じーっと私が抱っこしに来るまで いつまでも待っている子でした 抱っこすると ふんふんと小さい声を出して1ミリぐらい舌を出して そのまま私のほっぺにちゅ と器用にキスをよくしてくれました。
泊まりに来た あこちゃんの姉妹のビビちゃんに熱烈な恋をしてしまって しばらく尻尾ふりふりが止まらなくなり 私が通っても うっとりのぼせていて 恋煩いが長かった。。。
ぶんちゃん 今年も桜になって逢いに来てくれてありがとう みんなも一緒にいま頑張っているし 今みんなががんばっているんだ。 これからも見守っていてください。
今でもぶんちゃんが抱っこが上手でとってもかわいくて おりこうさんだったこと 忘れていないからね。
ありがとう
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